mainlogo

超音波とは??

超音波とは工学的には、
人間の可聴域よりも高い周波数を持つ音波と定義されています。この定義を見て、なるほど!!と、理解できた方はこのセクションはとばして頂いて結構です。
どういうこと??となった方のために簡単に説明しますね。

まず周波数についてです。
周波数とは、一秒間に繰り返される波の数のことです。下の図を見て下さい。

この波形は、いわゆる正弦波(Sine波)とよばれる波形です。時間の経過とともに波の振幅が山と谷を繰り返しています。
この波形の場合、一秒間に山と谷の1セットが5つ繰り返されていますので、周波数が5Hz(ヘルツ・・・周波数の単位)ということになります。

上の波形を高速フーリエ変換した図です.
横軸は周波数であり,5Hzのところにちょうどピークがきていることが分かります.

私達が普段聞いているというのは,実はこのような波であり、先ほど説明した、周波数が高ければ高いほど、高い音(ピアノの鍵盤で言う右の方の音)に聞こえ、 反対に、周波数が低ければ低いほど、低い音に聞こえます。

人間には、可聴域と呼ばれる、耳で聞くことのできる音の高さ(周波数の高さ)の範囲が存在するんですね。
それが約20Hzから20kHz(20000Hz)であり、ここで話を元に戻すと、この範囲を超えた周波数を持つ音波のことを超音波と言うのですね。
おわかりいただけたでしょうか?

姉妹サイト:超音波洗浄機図鑑

同じく、超音波を使用した機器である、超音波洗浄機について紹介しています。